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華やかな世界にはドラマがある!スタッフおすすめの花魁小説5選
華やかで憧れる花魁の世界ですが、そこは色々なドラマの舞台でもあります。
今回は、あられスタッフおすすめの花魁小説をいくつかご紹介します。
花魁のことについてもっと知りたい方にうってつけの内容となっています!
笑いあり涙あり!おすすめの花魁小説5選
では早速、当店スタッフがおすすめする花魁小説を5つご紹介します。
1.五番町夕霧楼
出典:Amazon
こちらの作品は、戦後間もない昭和25年頃、京都にある五番町遊廓を舞台とした花魁の少女とその幼馴染である学生僧との悲恋を描いている作品です。
内容
丹後のとある村から来た木こりの娘、夕子が主人公で、木こりの貧しい父親と病を患った母、そして3人の妹のために、五番町遊郭に志願して遊女となります。
この子は西陣織の色好きな老人、甚造の贔屓を受けて、五番町で一番二番を争う売れっ子花魁になりました。
実は夕子には、丹後の村に恋人である青年僧、正順という男の子がいましたが、遊郭に入ったことは知りませんでした。
甚造は、夕子を妾にしようと考えていて、正順が住み込みで修行をしている鳳閣寺の住職に、彼の遊郭通いを密告したところ・・・。
レビューから見る評価
こちらの作品は、映画にもなるほど高い評価を受けています。
水上勉の小説は大好きです。
一人の貧しい田舎の女性夕子が京都の遊郭に売られ幼馴染(もしかした腹違いの兄妹かも)をかばいながら働き、亡くなってゆく悲しい物語、涙涙で読み切りました。引用:Amazon
結果読んで良かった。
詳細な描写は無く淡々と語られているからこそ、却って夕子と夕子を取り巻く人々の悲しさや優しさ、愚かさが胸に迫ります。
悲恋ですが、どこか心が洗われるような清々しい気持ちにもなる小説でした。引用:Amazon
花魁として生きた夕子の悲恋が、今も私達の心を締め付ける作品です。
2.曾根崎心中
出典:Amazon
こちらの作品は、江戸時代の元禄期、実際に起こった心中事件を元に描かれた作品です。
内容
堂島新地にいる花魁お初は、醤油屋の徳兵衛に再会します。
2人は恋人同士でありましたが、お初の巡礼中に頼りが一切なかったことを責めました。
しかし、徳兵衛は「大変な目にあったのだ」と花魁のお初に語ります・・・。
レビューから見る評価
こちらの作品は、次のような評価を受けています。
恋の喜びを表に出す人も、出さないで静かに死んでいった人も見ていた初に私はどこか冷めている子と言う印象でしたが、徳兵衛と出会って運命を感じると今まで見ていた姐さんと同じように喜びを感じていたと思えました。
よくある恋愛小説よりも、主人公の気持ちの描写がすごくよくて、恋とは運命とはなんだという気持ちが事細かに色んな人の目線で書かれています。引用:Amazon
3.吉原花魁
出典:Amazon
こちらの作品は、8人もの歴史小説家が吉原の花魁について語ったアンソロジー小説です。
内容
ある花魁は苦しみながら一生を終え、ある花魁は惚れた男に一生を捧げた。
そんな花魁が集まる場所「吉原」を舞台にして、悲哀にまみれた花魁の一生を、歴史・時代小説の名手8人が挑みます。
レビューから見る評価
こちらの作品の評価には、次のようなものがあります。
吉原を舞台とした時代小説アンソロジー。非常に読み応えあり。
初っ端の隆慶一郎「張りの吉原」から一気に引き込まれた。
吉原というとそこに生きる女性の悲しみが多く描かれがちであるが、これは珍しく吉原を支える男たちの生き様を描いたもの。引用:Amazon
4.吉原ラメント
出典:Amazon
こちらの作品は、ニコニコ動画で話題になったボカロ楽曲「吉原ラメント」がノベル化したものとなっていて、今までの小説とは少し変わったものになっています。
内容
花魁の集まる吉原の中で、才色兼備と言われて名高い花魁、花紗音は、大切な人である徹との思い出を守るために、とある秘密を抱えていました。
そんな中、花魁、花紗音の前に一人の侍、慧が客として現れます。
慧に徹を重ねてしまい、花魁、花紗音の恋心は次第に乱れていく・・・。
レビューから見る評価
こちらの作品の評価には、次のようなものがあります。
吉原ラメントの曲が凄く好きでこの本にたどり着きました。内容は、面白かったです。
普段、本を読まない私が2、3時間で読み終わりました。引用:Amazon
5.春駒日記 吉原花魁の日々
出典:Amazon
こちらの小説は、9歳で吉原に身売りされた花魁の春駒が書き記した日記、「春駒日記」(1927年刊)の復刻版です。
内容
9歳で吉原に売られた光子。
絶望し自殺を考えるも、日記を書くことで己を保ち続ける。
光子の親友である千代駒からの手紙、当時の社会面を賑わせた新聞記事、婦人雑誌に寄せた脱出の顛末、光子の写真なども掲載しております。
レビューから見る評価
こちらの作品は、次のような評価を受けています。
他にも書きたいことは沢山ありますが「華やかさ」だけではない遊郭と花魁、
そして苦界の真の姿を知らない方に是非読んでいただきたいですね。
光と闇の光の部分だけを取り上げて好きと云うのは少し違う気もしますから…。引用:Amazon
花魁のことを知るなら、ぜひ小説を
今回は、おすすめの花魁小説をご紹介しました。
それぞれのドラマに、思わず引き込まれてしまうものばかりですので、ぜひ読んでみてくださいね。
花魁についてもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。