
スタッフブログ
細部までのこだわり!美しすぎる花魁の髪飾りとかんざしの種類
花魁といえば、衣装はもちろんですが、豪華な髪飾りやかんざしも印象的ですよね。
今回は、そんな花魁の髪飾りとかんざしについて解説します。
まさにファッションリーダー!花魁の特徴であるかんざしと髪飾りについて
では、まず初めに花魁の髪飾りについてご紹介します。
花魁の髪飾りの特徴とは?
花魁は吉原の中でも最高位の遊女であり、身に付けていた衣装やかんざしの美しさで花魁の格の違いを表していました。
とくに、花魁が最盛期であった頃の花魁道中の際には、花魁のかんざしの数もとても多かったと言われています。
また、花魁のファッションが定着したのは江戸時代の明和年間とされ、江戸時代の後期にはどんどん派手になっていったとされています。
かんざしや髪飾りの価値
花魁は長いかんざしや櫛などの髪飾りで飾りたて、豪華にしていたため、首から上だけで一軒家の価値があるとも言われたそうです。
かんざしの数や質などは、花魁の華やかさを出す重要なアイテムであり、花魁の衣装やかんざしなどは全て自前のものかなじみ客からのプレゼントだったと言われています。
花魁の髪飾りとかんざしの種類
ここでは、花魁の髪飾りとかんざしの種類について、どんなものがあったのかをご紹介致します。
かんざし
勝山髷(かつやままげ)や伊達兵庫髷(だてひょうごまげ)といった花魁の髪型がありますが、様々な結髪が登場したことでマゲを引き立てるかんざしが注目されてきました。
かんざしは先が耳かきのような形をしているのが特徴で、金、銀、べっ甲、象牙、馬爪など高級な材質を用いて作られています。
また、かんざしには前髪用と後ろ髪用があり、それぞれ数本ずつ挿し、最盛期の花魁は8本ずつ挿していたとされているほど豪華に仕上げていました。
笄(こうがい)
笄は金、銀、べっ甲、メノウ、水晶などで作られており、細長い形をしたもので中央が少し細くなったものです。
もともと髪をかき上げ、頭髪を巻きつけてマゲの根を固定したり、ヘアスタイルを崩さずに頭をかいたりするアイテムとして使われていました。
江戸時代の後期になるとほとんど装飾として扱われるようになったとされています。
使い方は、花魁の頭の後ろでマゲを作った際に根元に挿します。
このとき左右対称となるように両端の太さが同じになるように作られているのが特徴です。
櫛
櫛は本来髪をとくアイテムですが、笄と同様に江戸時代に髪飾りとして使用されるようになりました。
また、花魁の櫛は装飾用として用いられていたため、端まで歯がないのが特徴となっています。
櫛は正面から見て美しく見えるよう、額と頭の上、頭頂部の中間に挿すことが多く、より高級品を求められていたとされています。
豪華なかんざしで美しく華やかな花魁に
花魁の美しさに欠かせないかんざしや髪飾りについてご紹介しました。
花魁について気になった方は、ぜひ一度花魁体験をしてみてください!
花魁体験studioあられのおすすめの部屋もご紹介しているので、気になる方はこちらも参考にしてみてくださいね。